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駄作 ~アリスとクロエ、結ばれる日~ 感想

 02, 2015 23:21
昨年、業界にある意味衝撃をもたらした傑作「駄作」の続編です。
私も大好きな作品ですので、これが発表されてからとても楽しみにしていました。
DL専売とはいえ、999円というリーズナブルな価格設定でとてもお求めやすくなっております。

20151001 (1)
さて、そんな本作は正編のアリスルートの後日譚の体裁を採っています。
なにゆえ人気投票最下位の不人気キャラであるアリスの続きなのかと言えば、他のヒロインルートでは各ヒロインが死んでいるからに他なりません。死んでたら続きを作れないのでこれはしゃーない。
アリス自身は不人気ですが一番人気のクロエもいますのでそこら辺は十分にバックアップが可能ですね。
20151001 (3)20151001 (4)

というわけで前作でラブラブ三角関係となった由貴、アリス、クロエの元に謎の少女が現れて言葉を弄して関係をひっかき回そうとするところから物語は始まるのですが、これが中々よく出来た話でした。
20151001 (2)

話の流れや構造も駄作本編で示された設定をうまく使っており、思いの外キチンとした造りになっていました。
FDとして、続編としてとても良い感じ。
アリスルートの続きなのでヒロインは全員生存しており、それぞれが登場するしないに関わらず物語の構成要素として役割を果たしています。残念ながら華愛美と枢は名のみの登場ですがそまりはちゃんと出てきます。
初登場かと思われた謎の少女も実は駄作に登場済みで、結構意外なところから持ってきたなという印象。これは上手いですよ。
最終的に死あるいは破滅が暗示されて終幕となりますが、最後(最期?)に見せたアリスとクロエの笑顔になんだか救われた気分になりました。あんなにグロテスクで凄惨なシーンなのにね。
少女とその背後の存在の思惑のさらに上を行く由貴たちのキチガイっぷりが実に爽快。
別離でも心中でも無いイカれた愛ゆえの決断。まさに愛のバケモノ。
某監督と愛人を超える運命共同体っぷりです。まぁタイトルで暗示されてる通りの結末ですけど。

声優さんの演技も前作同様振りきれており真に迫る大迫力。
ぶっちゃけちゃうと謎の少女役は駄作本編で華愛美を演じた木多野ありさんです。絶叫系で大活躍されていましたが今作でも見事なはっちゃけぶりの大熱演でいらっしゃいました。流石ですねぇ。陵辱系の出演が多いのであまり遭遇する機会は無いのですが好きな役者さんです。
ボリュームは少ないですが短い中にもエッチシーンが11枠ありコストパフォーマンスも良好です。まぁ使えるかどうかで言えば、凡人の私ではとても使えないんですがw

また、E-moteを使用したアニメーションも本作の売りの一つでしょう。全編滑らかに動くキャラがイキイキとしていて嫌いじゃないです。表情の変化とか自然ですごく良かったです。
でも立ち絵が終始ユラユラ揺れてるのでちょっと酔いました。(私乗り物酔い酷いんです)

お値段以上の価値はあったと思いますので、駄作をプレイ済みの方はぜひやってみてください。
駄作未プレイの方はこの機会に2作合わせてプレイしてみてください。
確かにグロがクローズアップされますしそれは決して間違いではないんですが、グロの中にも一本心の通った、メーター振りきれたイカれた純愛というやつが垣間見えますので単なる色物・ゲテモノではない楽しみ方がきっとあると思います。

これは、蜥蜴の尻尾切りも期待できそうだなぁ。

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