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トレマーズ コールドヘル 感想

 07, 2018 11:55
以前に私の大好きな映画としてトレマーズを挙げましたが、今般そのシリーズ最新作のソフトが発売されましたので早速買って鑑賞しました。

これまで、主に砂漠地帯を舞台にしてきたトレマーズシリーズですが、6作目の今作での舞台はカナダ北極圏。
氷の下からグラボイズが襲ってくるとはなかなかの新基軸だと期待したのですが。

蓋を開けてみれば、北極圏感があったのは冒頭のシーンのみ。
それ以降は異常気象で凍土が溶けてほぼほぼ地面むき出しになってます。
結果いつものトレマーズと大差ない感じに。うーん残念。
大して寒そうでもないし、コールド要素皆無。ここはもっと頑張って欲しかったなぁ。
つかロケ地南アかよ。そら暑いわ。

物語の大筋はいつものトレマーズですね。安定感。
ただ、バートが妙に弱々しい。途中何度もぶっ倒れます。
グラボイズのウイルス的なものに冒されていると判明しますが以前グラボイズの腹ン中入ったのを伏線として使う手腕はちょっとだけ感心。
でも普段の勢いが減衰しているバートじゃ魅力半減。
相棒のランディはそれなりに頑張ってましたが、やっぱり本調子のバートが良いっす。
バートを助けるため生け捕りしたグラボイズの体内から抗体を取るという不可能なミッションに皆で挑む熱血な展開は良かったと思います。
バートは結構人望あるんだね。

初代に登場したバルとロンダの娘が登場して本当にトレマーズ年代記って感じになってきました。
このバレリーはヒロイン格では無いもののサポートキャラとして優秀で精密無比な狙撃でパーティの危機を度々救います。
続編があるなら再登場を願いたい。あんま美人過ぎないところもママのロンダの系譜よな。
てかロンダの女優のフィン・カーターさんトレマーズ以降全然見かけないけどあれっきりの人なのかしら。


ちょっとイマイチに感じた前作よりはかなり楽しめたかなというのが感想ですね。
ここまでだと1>2>3>6>5>4の順で好き
1~4まで、ブルーレイで買い直そうかなぁ。


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血まみれスケバンチェーンソー 感想

 25, 2016 02:11
私の大好きなスプラッタ漫画家三家本礼原作によるコミックの実写映画化作品です。
コミックの実写化と言えば概ね芳しくない出来になることが多いですし、この企画の一報を聞いた時は正直不安と絶望しかありませんでした。
三家本作品は過去にゾンビ屋れい子や巨乳ドラゴンが実写化されていますがいずれもミカモンテイストがほぼ無い別物に仕上げられており、そもそもの作風もあってミカモン作品と実写の相性は最悪だと思っていました。
しかし、すぐに公開されたメインビジュアルを見て一筋の光明を見た気がしました。
褌姿も凛々しい、チェーンソーを構える内田理央さん扮するギーコの写真。
これはかなり上手く再現しとるやんけ!とここで浮かれるわけには行かないと自制しつつも徐々に期待が膨らんできたものです。
さらに情報が増えてくるに連れ、これは今までの三家本原作の実写化とはちょい違うんじゃね?という希望が湧いてきました。
ぜひ観たいとは思ったのですが、残念ながら県内の映画館では公開しなかったので円盤発売を待つこととなりましたが…。

というわけでブルーレイを入手しましたので早速視聴。
これは…。うう…。むむむ…。
いけるやん!
低予算邦画にありがちなチープ感は否めないものの(これはしゃーない)、勢いやテイストがまんま三家本礼しとる!
ポップなグロ・スプラッター描写やブラックなギャグ、キャラのノリが求めていたミカモン作品の実写化として再現されているのです。
これは嬉しい。
原作の最初のネロ編を元に、映画の尺に収まるよう改変はされているもののそれも必要最低限に抑えられていてミカモンの味を損なわないような配慮も伺わせる造りになっています。
元々物語自体は勢いに任せて突き進む感バリバリのものですのでこのパッションをいかに殺さずに作るかが実写の鍵だと思っていましたが、原作のノリそのままに無軌道に展開される血みどろバトルに血沸き肉踊りつつも随所にニヤリとさせられるところもあってまさにミカモンな感じに仕上がっていると思います。

演者さんも各々素晴らしい再現度です。
ギーコ役の内田理央さん、ネロ役の山地まりさんは特に原作そのまんま。山地さんのネロなんかもうマジ本人。流石に常に斜視でいるのは無理でしたけど、このキャスティングのハマり具合はタダ事ではない。
爆谷も衣装こそチアに改変されていましたがなかなかの熱演でしたしオリキャラの怨憎も原作にいそうなミカモン風味で作品の内容を壊していませんでした。
まるで座薬注入のような爆谷への次弾装填とか、カナリおかしい担任教師とか笑いどころも多いです。
過去実写化で辛酸を嘗めているミカモンもかなり協力しており、改造死体の修学旅行や体育祭の描きおろしイラストが作中で使用されていたりしてサービスも満点。
脇キャラですが忍者部もヘンなキャラで面白い。オッパイ担当はチョイブサ巨乳でマニアックなツボ突いてくるし。
おちゃらけだけじゃなく、ギーコの怨憎への啖呵や工作部部長のギーコ説得などなかなか熱い部分もしっかり作っていて好印象です。
過去の記事で度々述べていますが、こういったメディアミックスで重要なのは原作への愛、リスペクトだと思うんですよね。それがなく単に話題だからタイトルと上澄みだけ頂いてあとは監督の好き放題とか、ありがちですよね。でも今作はしっかり原作に敬意が払われていて気持よく見れました。やはりこういう原作付き作品はまず一番の顧客であろう原作ファンを満足させてナンボですよね。(私以外の評価は知りませんが)

結構褒めましたが、ちょっと気になった点もあります。改変部分に絞ります。
まず爆谷がチアガールにされてる改変。キャラの衣装の多様性を出したかったのかもしれませんけど、私的にはもとのセーラー服の方が良かったなぁと。でも普通のセーラーだとアンスコ穿けないので、マンコミサイルの時露出が増えちゃうから女優さん的にNGだったのかなと推測します。
もう一個はネロの人間的弱さを垣間見せちゃったところ。徹頭徹尾ゲスであってこそのネロだと思うのでそこはうーんって感じでした。でも結果的に屋上でのラストバトル(というかチューからのトドメ)が綺麗だったので別にいっか。

どこまで行ってもB級以下でしかありませんが、そういうのが好きな人にはオススメできると思います。
音声特典で私の好きなオーディオコメンタリーも入っていたし、満足度は高かったです。



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トレマーズ ブラッドライン 感想

 08, 2015 20:18
皆様、トレマーズという映画をご存知でしょうか?
地中から振動を感知して襲ってくる怪物との戦いをコメディタッチで描いた、モンスターパニック映画の傑作です。
私的にオールタイム・ベスト入り間違いなしというくらい大好きな作品ですが、この度シリーズ5作目が発売されたので買いました。

パッケ裏を見てちょっと愕然。
もう一作目公開から25年なんですねぇ。
おもえば、地元の映画館にバック・トゥ・ザ・フューチャーPART3を観に行ったのがトレマーズとの出会いでした。BTTFとの併映だったのですが、トレマーズの方が圧倒的に面白くて、ビデオレンタルが始まると当時に借りてきてダビングして擦り切れるほど観ました。
主演のケヴィン・ベーコン的には黒歴史らしいですけど、インビジブルとかであんな役やってるんだし、別にいいと思うんだけどなぁ。
そんなわけでケヴィン・ベーコンが降板した2作目の主人公は一作目の相棒役のフレッド・ウォード。
三作目からはマイケル・グロスが主人公を張るようになりました。マイケル・グロスは一作目から全てに出演している唯一のキャストです。マイケル・グロス演じるのはバート・ガンマーという重火器で武装した銃マニアのおっさん。超強烈ですごくいいキャラです。やはりオモロイおっさんキャラは大好き。

主要プロットの地中から振動を感知してくる敵、でお気づきの方をいらっしゃるかと思いますが、トレマーズはジョジョの奇妙な冒険でゲブ神のンドゥールのモチーフとなった作品としても有名です。
週刊少年ジャンプの巻末コメントで荒木先生がトレマーズに触れたちょっと後にンドゥールが出てきた時、「あー」と思いました。パクりとはいいませんがかなり影響を受けてますよね。まぁちゃんとアレンジされててきちんとジョジョしてるンドゥール戦は大好きな戦いですのであれはあれで良いとおもいますけど。

で、肝心の5作目の内容なんですけど、これは見る前から大方予想していたんですが正直つまんない。
地下のモンスター「グラボイズ」との戦いがキモのはずなのにほとんどが第三形態「アスブラスター」ばかりなので今までのトレマーズとちょっと系統が違う感じ。
また、展開がちょいちょい唐突で相当数のカットシーンがあるんじゃないかと想像します。実際ブルーレイの特典で未公開シーンが結構収録されてたんですが、中にはここをカットしちゃったら意味伝わりにくくなるやろ…ってところも散見されました。編集の仕方がイマイチ。
生き延びるためにおしっこを身体に塗ったり飲んだりしてたバートを救出した相棒がニオイに何も言及しなかったり、リアクションの不十分なところも目立ちました。だったら檻の中のバートのシーンをあんな長々とやる意味無いのでさくっとカットで良かったと思うの。
他にもグラボイズってすごいニオイするはずなのにそこの反応も無いし。ちょっといろんなところが雑かな。
触手が分離する進化も正直不要だと思いました。

期待はずれではありましたが、全体の雰囲気はちゃんとトレマーズしてたのでそこまで貶すほどじゃないですけど、せっかく25周年で5作目をだしたのだからもっと上手く処理して欲しかったというのが本音かなぁ。

まだ一作目をご覧になっていない方がいましたら、是非一度見てみてください。三作目くらいまではほんとにオススメです。
モンスターパニックではザ・グリードなんかも大好きです。

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賛否両論毀誉褒貶喧しかった実写版パトレイバーシリーズの集大成、劇場版を円盤で観ました。

犬、鳥、魚、銃、ヘリコプター、戦闘機、飯、幽霊、廃墟、etc…。
押井守要素がこれでもかと詰まった作品でした。
私はイノセンスを映画館で2回観た程度には押井守ファンですが、これは良かった。
結局は劇パト2の焼き直しではあるんですが、個人的には大満足でした。
もともとパト2大好きですし、押井監督の割にちゃんとエンタメしていたと思います。

難を言えばパト2が前提となっているため、パト2未見の人にはやや不親切な造りであるということでしょうか。
それでも訳がわからんということは無いでしょうし、そもそもパト2を観てない人がどれだけ今作を観るかというとほぼゼロに近いんじゃないかとも思いますけど。

パト2で柘植行人が起こした幻のクーデター。その事件の発端と同じように爆破されるレインボーブリッジ。
事件を追う公安(パト2では陸幕調査部)と特車二課…。
導入から何からほぼほぼパト2をなぞっているので既視感は流石にありますが実写作品としてはかなり良いんじゃないでしょうか。

公開当時、アニメーションでありながら実写的な造りだったパト2を改めて実写で撮り直した、という感じですが、その映像がなにやらアニメ寄りになっていたのも興味深いですね。改めて二作を見比べてみるのも面白いでしょう。
CGも多分邦画としてはかなり上位に来そうなクオリティですし、特にスカイアクションは従来邦画には少ないジャンルなのでその意味でもかなり画期的な映像だったと思います。実際の自衛隊機の止め撮りを合成した映像は真に迫っていましたし、グレイゴーストの迷彩はややオモチャっぽく感じたもののヘルハウンドとの空中戦はかなりの映像でした。

それからアクション。すごい。良かった。
なんかカタコトになりましたけど、これは実に素晴らしい。カーシャ役の太田莉菜サマサマ。コンビニ回や狙撃回でもわかっていましたが太田莉菜という女優がまた見栄えのすることと言ったら…。美人だし動けてるのでホントにアクション映えがしますね。
中盤の敵アジトでの銃撃戦、銃剣アクションからのガンアクション、唸りました。
最近邦画観てないので、邦画って結構やるやん!てなりました。(この辺の撮影は押井監督じゃなくて辻本監督ですけど)
ラストバトルでも相変わらずイングラムは動きませんけど、それでも見せ場はバッチリでしたね。多分パト2やWⅩⅢよりは動いてた。パト1のレイバーアクションには及ぶべくも無いですが、実写ではアラが出る前にあれで終わらせるとこがクレバーだと思います。

脚本も押井好きとしては満足ですし、比較的難解な部分は抑えられてたので押井作品の中ではまだ人に勧めやすい部類。それでも積極的に勧めようとは思いませんが…。
隊長周りの腹の探り合いとか、序盤のシークエンスを中心にやや冗漫というか退屈に感じられるかも知れませんがその押井節が好きな人にはたまらんですね。私はそこも含めて好きです。もっともそういうシーンの存在が押井作品を人に勧めづらくしているというのが痛し痒し。
大きな欠点の一つとして、二課の連中が決戦に参戦する動機がイマイチ薄いこと。というか二課に限らずこの映画の登場人物全てがこの事件に対する行動原理が分かりにくいです。そこをスルーできないと、ん?ってなるでしょうね。テロリストにしても柘植のシンパで柘植が起こした事件を繰り返すことだけが目的で後の展望がまるで無いというのも納得行かない人多いでしょう。
もっとも、柘植自身もそうでしたけど「ことを起こすこと」、「状況を作ること」それ自体が目的であるっていうのは押井シナリオにはままあることですけど。

今作で私が最も良かったと思ったのは女優陣です。
先に挙げたカーシャ役の太田莉菜さんは言わずもがな、明役の真野恵里菜さんは企画発表当初剛力がキャスティングされるんじゃあるまいかという恐怖から我々を救ってくれた救世主ですので基本的に何やってもOKでした。そんな感じでハードルは下げてましたけど期待以上のハマりっぷり。意外と動けてアクションもできるし、ラストのイングラムから出てくるシーンはキレイに撮れてました。
テロリスト灰原零の森カンナさん。ミステリアスで酷薄そうなキャラクターを上手く演じておられました。生身の出番はあまりないけど、印象深いです。でも一番のインパクトはあの笑みでしょう。口角上がりすぎィ!
あと役名。「灰原」「レイ」で林原めぐみになっとる。んで、お母さんの名前が結(ユイ)なのでこれもエヴァの林原さん。オーコメ聴く限り押井監督は知らなかったらしいですが、スタッフが遊んだのかなぁ。
そして高畑慧役の高島礼子さん。名の知れた名女優ですがこんな高島さんあまり見ないので新鮮で良かったですね。パト2を下敷きにしてるので高畑≒荒川な役回り。パト2では実は荒川は敵方なので高畑もそうなのかと思いきやそうではなく、テロリストに対する容赦のなさ、苛烈な言動、素敵でした。
なんといってもラストの隊長に敬礼するカットがすげえキレイでした。あの笑顔も良かったなぁ。
声のみの出演ですが南雲しのぶ役の榊原良子さんも流石の存在感。
オーコメで言ってましたけどこれは女の戦いなのですね。
押井作品が女の戦いであるというのはよくあることです。攻殻機動隊は勿論、評判の悪いアヴァロン(私は劇場で観た上にDVDも所持していますが)や、アサルトガールズなんてうんこ映画(擁護不能)でもやはり女の戦いが描かれております。
紅い眼鏡の赤い少女もそうですが女優を綺麗に撮ることに関して押井守というひとはそれなりに信用できるんじゃないかな。
作風の好き嫌いは当然あるでしょうけども。

ラストバトルでも押井監督とは思えないサービス精神を見せていましたし(最初の脚本では1発撃って終わりだったらしい)、繰り返しになりますが押井作品としてはかなりまっとうにエンターテインメントしていた印象です。
パト2を土台にしていつつパト1に近いカタルシスがありましたし、エンタメ系の押井作品としてはおそらくナンバーワン評価をあげても良いんじゃないでしょうか。(押井作品にどれだけエンタメ系があるんだという疑問は脇にどけといて)

最大の欠点は「劇場公開版を公開したこと」ですね。オーコメでも「短縮版」と呼ばれているように最初に公開されたバージョンは美味しいところが結構切られている不完全版なので、これは必ずディレクターズカット版で観るべき作品です。
最初っからディレクターズカットで公開しとけよなー。私は劇場に観に行ってないから被害は無いですけど。

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るろうに剣心 伝説の最期編 感想

 24, 2015 00:14
やはりDVDの通常版を購入しました。

思ってたよりもずっと良かったです。事前に結構散々な評判を見聞きしていたのでちっとも期待せずに観たんですが、いい意味で期待を裏切られました。ハードルを思い切り下げていたお陰かも知れませんけど。

序盤の比古清十郎との修行のくだり、やや冗長ではありましたがなかなか良かった。何よりも福山雅治が予想よりもずっとずーっと比古していたのが収穫。キャストが明らかになった時には最も不安視していた部分だけに、これはほっと一安心。手放しで賛辞を贈るほどでもありませんが、最悪の事態は免れたのかな。

剣心VS蒼紫のバトルも私は好きでした。操の横槍はいらんと思いましたが、このシーンの瑕疵はそのくらい。伊勢谷友介の蒼紫はもともと納得のキャスティングでもありましたし、ここの戦闘は満足できました。九頭龍閃でボコられる描写も気に入っています。
ラストバトルの舞台を煉獄の船内にしたのは良い判断でした。ケレン味が増して良いエンタメになったと思います。
ただ宗次郎戦が後半一方的になってしまっていたのはちょっと微妙かな。もっと紙一重の勝負にして欲しかった。
剣心、斉藤、左之助、蒼紫を相手に大立ち回りを演じる志々雄は圧巻でしたね。志々雄つえーの一言。この最終決戦もかなり満足の行く出来栄えだったと思います。
でも蒼紫は何しに来たの?ってくらい役に立ってませんでしたね。よく考えたら原作でもそうだったのでま、いいか。
最終的には剣心も志々雄もフラフラでおじいちゃん同士の戦闘みたいになってたのは減点かなw

ここからは不満点を。
とにかく伊藤博文関係の一切が不要だと思いました。本当になんでこんなのを入れ込んだのか、全く意味不明。
明治政府も清廉じゃないよという意味での描写なのかも知れませんけど、そんなのみんな知ってるし志々雄暗殺(未遂)の場面で十分観客にはアピール出来ているはず。唯々諾々と志々雄の要求を飲んで剣心を捕縛したりも要らんかったでしょ。ただ、川路が剣心の罪状を読み上げるのを拒んだところは良かったんじゃないかな(偉そう)
それから、斉藤と剣心もなんか仲良すぎじゃね?
そもそも志々雄があんな要求をするのもおかしいんですよね。志々雄のキャラにそぐわない。自分で殺しに行くとかならまだしも、捕まえさせて打首にしろとか、志々雄はそんなこと言わない。

志々雄のキャラといえば、最期炎に包まれたところで悲鳴みたいなの上げたのはどうなのよ。志々雄は炎に包まれて尚、最後まで高笑いで逝くべきでしょ。藤原竜也的に高笑い演技だったのかも知れませんが、どうしてもそうは聞こえない。それに由美も一緒に炎に包まれて共に燃え尽きるべきだったのに、由美を残して階段をずり落ちていくのも志々雄の最後としては締まらないと思いました。

十本刀もホント影が薄かったし、マトモに戦闘が描かれたのは安慈だけですがこれも一作目の左之VS番神戦の焼き直しみたいなものでしたので不満。そもそも決着がくすぐり→金的→バックドロップって…。
だから大火編であんな志々雄の群れを描くくらいならそこで十本刀の二、三人活躍させておけと。

三部作通して、ところどころ気に食わない改変もありましたが、マンガ原作の実写化としてはやはり高く評価されるべき作品だったと思います。
大満足ではありませんが、酷い作品よりは大分マシであったと、そんな感じでしょうか。嫌いではありませんけれどもね。

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(2015/01/21)
佐藤 健

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