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グリザイアの楽園 第6話 感想

 27, 2015 09:00
ブランエールの種Ⅱ

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美浜学園を離れ、流浪の民となった美浜ファイブがやってきたのは係留された中古の屋形船。
こんな大物どうやって入手したのかと問われれば、
「買ったのよ、ネットで」やはりネット通販万能説。
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一方、市ヶ谷の地下で姉一姫と再会を果たした雄二ですが予想外の出来事に戸惑うばかり。
一姫は、救助されたあと体は手遅れだったが高額の保険が掛けられていた脳はコンピュータの開発、つまりタナトスシステム開発に利用されたという説明をします。それでもまだ半信半疑の雄二は一姫に質問。
「好きな食べ物は?」
「雄二」
「姉ちゃんだ…」

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なんという本人認証。やっぱこのやりとりオモロイわw
惜しむらくはちゃんと雄二の語尾に被せる勢いで答えて欲しかった。
「好きな食べ物h「雄二」こんなふうに。
こうして現状を受け入れた雄二にタナトスさんは言います。この国のために犠牲になってくれないか、と。雄二もごく自然に、これを了承します。このへんの信頼関係は幼いころからの刷り込みなんでしょうか。
ここでオスロが雄二に執着する理由も語られました。雄二はオスロによる、薬剤投与・実験・訓練によって最強の兵士を作るテュポーン計画の現在唯一の成功例であるため、どうしても雄二を確保したいらしい。ただのショタコンじゃなかったんですね、オスロさん。
事態の解決策として、一姫は大量殺戮兵器を持ち込み、タナトスシステム奪取を目論むヒース・オスロの暗殺を雄二に依頼します。

さてお船に居を構えた美浜女子挺身隊、幸が釣り上げるハゼに舌鼓を打ちながらの作戦会議ですが今後の展望があるわけでもなく話し合いは停滞します。
そこへ聞きなれぬ着信音。みちるのカバンにいつの間にか入っていた謎の携帯からです。屋形船に向かう途中のシーンでみちるにぶつかった黒服の人が入れたのでしょう。
着信表示は雄二の番号ということで勇んで出てみれば、電話の主はタナトスさんでした。
このタナトスの声に天音は違和感を覚えますが、まだはっきりとは気づいていないよう。今後の楽しみにとっておきましょう。
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タナトスさんはオスロを撹乱するため、由美子たちに雄二を奪わせるよう持ちかけます。利害の一致をみた両者はとりあえずの同盟を結ぶことに。実際にはタナさんの駒ですが、美浜の面々には事実上選択肢なんてありませんしね。これはしゃーない。
翌朝、タナトスさんの指示通りに傍受不能の専用携帯タナトスフォンを獲得。というかこのあたりのエピソードはバッサリ無くなってました。タナさんが美浜の5人を試すサイモンセッズの一連、結構好きだったので、ここがカットされたのは結構残念。でも結構尺をとるエピソードでもあるし切るならここしかないというのも分からないではない。
この日起きた瞬間から衣装チェンジしてるのがなんかシュールですが4人(幸は相変わらずメイド服)の新コスチュームは総じて可愛くて良いですね。
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タナトスさんは指令を伝える前に由美子に確認の質問をします。
「風見雄二のことが好き?」とド直球。
それに対して由美子も真っ向勝負で答えます。
「もちろん好きよ」「大好き?」「ええ、大好き」
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うーん。ここの由美子可愛すぎですね。まるでヒロインのよう。
こうして由美子の感情を確認したタナトスさん、雄二奪還作戦も本格始動となります。

さて、また場面は変わって市ヶ谷の地下。一姫は雄二にあの時の天音脱出後の顛末を語ります。
捕まった一姫ですが佐久間先輩のとりなしによって傷つけられずに済みました。
しかし、元々快く思っていなかった佐久間先輩にたしなめられた坂下部長は逆上して佐久間先輩を殺害。
さらに佐久間先輩を慕う伊吹が坂下部長に襲いかかり、それを止めようとした越智教諭が伊吹を撲殺するという阿鼻叫喚の地獄絵図。というかなんという顔芸祭り。
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なんとかその場を収めるものの全員の気力体力はほぼ限界。
一姫は越智教諭の症状から細菌が引き起こす多臓器不全を疑い、感染源として病死した広岡さんの肉が怪しいと睨みます。想像どおり広岡さんの肉を食べた全員が数日内に死亡し、越智教諭は最後の力を振り絞って部員達の死体をバラバラに解体して事態の隠蔽を図ります。でも、隠蔽できるとは思っていないんでしょうね。本人も言っているようにむしろ自分ですべての罪を被るための工作というように思います。
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果実12話であれだけ奇行種やってた人と同一人物とは思えない。原作の時はこのあたりの結末がなんだか陳腐に感じたものですが、こうしてアニメで見るとそう悪くないですね。
そして一姫は天音に伝言を書き残したあと力尽きますが脱出した天音の証言からようやく捜索隊が到着。救助された一姫は市ヶ谷の息のかかった病院に収容され、タナトスシステムの頭脳として生まれ変わることとなります。
そしてタナトスとして稼働した一姫は記憶を失っていたものの、市ヶ谷時代のロビーの協力を得て自身の経歴を調べ、徐々に記憶を取り戻して現在に至るというわけです。
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色々と無茶な展開で原作でも賛否両論巻き起こったものですが私はそう嫌いじゃないです。グリザイアが荒唐無稽なのなんて今に始まったことじゃないし、フィクションですから。最低限度のリアリティは無くはないとも思います。

そういうわけでブランエールの種の二回目でしたが、結構満足の行く出来だったと思います。勿論大幅にカットされた部分もありますが、そこを飛ばしても特に不都合無かったですし。
今回カットされたのは、幸が爆弾解体したり天音が高度な運転技術を見せたりしてその能力をタナトスが確認するシーンでもあるので、後半に向けてのただでさえ弱い説得力がさらに弱くなる可能性があるように思います。
どの程度原作に忠実にやるのかにもよりますが、雄二奪還作戦をすべて原作通りにやると、アニメだけ見た場合ご都合主義がかなり強調されると思います。幸はともかく天音はアニメではこれまで運転技術を披露する機会をことごとくカットされてますから…。
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そうそう、ラストで雄二の2Pカラー、テュポーンさんも登場しました。オスロ、テュポーン周りは原作でも私はあまり好まない部分です。多少は改変してくれると嬉しいのですが。

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