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あやかしコントラクト 感想

 31, 2015 01:11
AXL新作第11弾「あやかしコントラクト」 2015年5月29日発売予定!

じすいずAXL
心地よい優しい世界観にドタバタコメディ、そして若干のシリアス展開と、まさにいつものAXLって作品。
AXLとしては本当に平均的な出来かなぁという感じでしょうか。それが悪いと言うのではなく、いい意味でこの安定感は貴重。
例えば一個ヒットを飛ばしてそれ以降もずっと期待に応え続けることができるかといえば多分難しいでしょう。
実際に、崩れていくメーカーだった多いはず。そんな中、自ブランドの持ち味をわかった上で及第点を出し続けることの難しさ。それをちゃんとやってくれるメーカーとしてAXLはほんと頼りになると思います。「大ハズレは無い」というのは、高いお金を払っているエロゲーマーとしては本当にありがたい。
勿論全てのユーザーにとってAXLがそうであるという訳では無いですけどね。この作風が合わないという人だっていっぱいいるでしょうし、人にはそれぞれ安心して買える(帰る)ところがあるという話。

さて今作ですが、キャラクターは相変わらず鉄板。
せのぴー絵の人を選ぶクセの強さについては承知していますが私はこの絵大好き。そこから描かれる魅力的なキャラクターも大好きです。
真ん中ヒロイン紬はレー感巫女としての外しっぷりも面白いし(随所で披露する歌のいかがわしさw)ネタバレになりますが終盤のケモミミ姿がクール&キュート! ケモミミ属性はあんま無いのですが可愛かったです。ケモミミバージョンの立ち絵が無かったのが惜しまれる。あじ秋刀魚さんも好演でした。
イトコの妹っ子杏奈はマスコットキャラとして終始かわいい。ラジオでほみちーが言ってた通り、本当にずーっとアイドルでした。そりゃ、こんなカワイイ役振られたら戸惑うわなぁw
素直で健気で一途で絶妙な妹ポジションキャラでした。こんなキャラ演るんなら焦ってボイスCD出す必要なかったんじゃ…。なのだなのだムルで苦労しなくても良かったですよね。
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いいんちょ碧はやることなすこと可愛すぎました。序盤、ラッキースケベで胸に突っ込んできた主人公に対し、ありがちな委員長キャラでしたら間違いなく鉄拳制裁するところでしょうが彼女はちがう。さめざめと泣いちゃう奥ゆかしさ。いぢめ守ってあげたくなるよね。
最初はツンツン取り付く島もないですがデレてからはイチャイチャの嵐。更に語尾にゃんバージョンや廓言葉バージョンなど様々なバリエーションも披露してくれるサービス精神。カワイイなぁ。東かりんさんの委員長といえば電気椅子で脱糞して序盤で退場するイメージしかなかったですが完全に上書きされました。
晴歌さんはオトナの魅力キャラ。最初はあまり印象良くないですが話せば分かる人ですし超強キャラですしカッコイイ女って感じです。ただ一人だけ年齢層が上なのでみんなつるんでるとこに混じってるとそこはかとない違和感が…。
エロ方面でも結構頑張ってくれてました。はじめはずいぶん焦らしまくってくれましたが初セックス以降すぐアヘる属性で楽しませてくれます。アヘ顔無いのが残念なくらいベッドでは弱いタイプ。平野響子さんの教師といえばだらしない三十路の行き遅れのイメージしかなかったですが完全に上書き…できませんでした。やっぱあっちの方がつえーわ。
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ゆかり枠の巳凪は容姿や言動などあらゆるところに風格を漂わせる猛者。AXLの青山さんでは珍しい不思議ちゃんですがちょっとズレた役を見事に演じられておりました。不思議系なのでえっちに疎いかとおもいきやそんなことも無く、好きになったら一直線な馬力も秘めていました。これは反則だよなー。シナリオ的にもラスボス格でしょう。

AXLといえば男性サブキャラも名物ですが今作もなかなかいいキャラしてました。イケメン中二病とコワモテファンシー好きという両輪で物語に貢献してくれます。長谷川サイドのサブキャラは北側サイドよりも若干キャラが薄い傾向があるように思うのですが、今回はなかなか濃厚だったんじゃないでしょうか。

主人公もイヤミがないしスペックも努力も揃ってる良主人公の部類に入れて良いと思います。基本的にAXLの主人公は打率高いですけど、今作も悪くないですね。
相方のショージとのコンビも私は好きです。というかショージのキャラが良すぎて今作のMVPと言っても過言ではないかも。スクリーンショットを撮りながらプレイしてましたけど、圧倒的なショージ率の高さでした。桜川卑猥シュトラッセさんも熱演されていましたね。流石です。ボイスCDのラインナップにショージが入ってくると思うと笑えますが。
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シナリオは妖力を得た主人公がいろいろ問題を解決していくという、ままあるお話。私は直近の類似作としてなないろリンカネーションを想起しました。
内容はまぁいつものAXLなんですが、相変わらず手放しで褒められないというかなんというか。
ゆずソフトと同様、無駄なシリアス展開が多いですよね。作品のテーマ的に勿論シリアスがあるだろうというのは想像できるので「あること」自体には文句は無いんですが入れ方、バランス。
もっとコメディに寄った造りの方がAXLの持ち味を活かせると思うんですけど。
今作で言えば晴歌ルートがひどかったかなぁ。晴歌になんらかの過去があるのは分かりきっていましたしそれを克服する系のシナリオだというのも分かりますがあのバトルとか要らないでしょ。一回ならともかく何度も何度も同じ敵と繰り返し戦う意味。もっとサッパリと纏められたはずです。BLEACHのザエルアポロ戦並みに果てしなく感じて端的に苦痛でした。
そういう意味で杏奈ルートが一番好きでした。大げさなバトルもアクションもない、問題に向かってみんなで一致団結勧善懲悪。わかりやすいお話。
AXLのいつもの特徴としてルート外ヒロインが空気にならないヒロインもサブキャラもみんなで結束して問題に当たるというのはちゃんと守られていたのでそこは全体的に良かったです。

エロ面では、今回過去最大級のシーン数と公式で謳うだけあり物量の面では萌えゲーの標準以上は有りました。
質もそこそこで連戦も各ヒロインに完備。フェラ、パイズリと基本バリエーションもひと通りはあるのかな。行為時に感極まっての嬉ション(潮吹き)も多数あって私は良かったと思います。
一応AXLなりに頑張った感はあったので良しとしましょう。いつもどおり着衣や半脱ぎばかりで全裸が少ないのがちと不満ですが。せっかくせのぴーの描くおっぱいやお尻はエロいんですから、もっと全開で見せていきましょうよ。

システム面では過去好評だったシーンスキップモードが廃止され、シナリオの流れをチャート形式で表示するモードが搭載されました。慣れるまでは直感的に操作しにくかったのと、選択肢を選んだ結果どう進むのかの効果が一画面で収まっているところでは便利なんですがその選択の効果がちょっと先で反映されてて画面をスクロールさせないとどうなるか分からないところではちょっと不便。例えば日にちで分かれているから一日分を一画面で全部表示できたりすればもっと利便性は向上するんじゃないかと思います。フローチャートといえばあっぷりけさんのシステムという完成度高い先例もありますのでもっとブラッシュアップが必要ですね。「いやいやオメーが使いこなせてねーだけだよ」というご意見もあるでしょうけど。
その他のシステムはほぼ問題なし。バックログからジャンプできるのは相変わらずありがたいです。

AXL信者にしてゆかり教育世代の私としてはとくに声高に賞賛するところも批判するところもなく、ああいつものAXLで良かったなぁという感じでしょうか。
勿論、AXLならばもっと良いものが作れるはずだとは思っていますのでもっと面白いものを待ち続けてはいますが、このユーザーを裏切らない安定感も大事にしてほしいと、思ってしまうのです。

そうそう、一部ヒロインに、過去に親しい男性がいたり体目当てに拉致られたりと独占好きの方の嗜好に合わないであろう展開が有りますのでご注意を。

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