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グリザイアの楽園 第9話 感想

 15, 2015 22:38
ブランエールの種Ⅴ

雄二を奪還し、潜水艦上でついに一堂に会した美浜学園ヒロインズとタナトスさん。
天音にとっては思いもかけない風見一姫との再会ですね。原作では作戦中にタナトスが一姫であることを認識していましたがアニメではここで初めてタナトス=一姫ということが分かったので感激もひとしおでしょう。
みんなへの指示の最中も一姫にぴったりくっついて離れない天音がとても可愛らしい。これまでは大抵甘えさせる側だった天音がこんなに甘えてる姿というのも中々にレア。
そうそう、原作でも一姫と天音はレズじゃないっすよ。えっちいことしたのはあくまでもデイブ教授のオマケであってifだから。あれはノーカウントです。
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艦の乗船するのは一姫、美浜の5人、それから船長たるJ少尉とJB、学園長、ミリーという構成。
さらに新顔が約一名。由美子をして「無愛想な女の人」という評価を賜った女性ですが、彼女こそ誰あろうジミーの嫁。CIAの潜入捜査官であり、ついでに由美子がジミーの蕎麦屋で出会ったネコミミメイドと同一人物であるという衝撃の事実。居酒屋で千鶴にタナトスフォンを渡した店員もジミーの嫁ですね。
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船内にて意識を取り戻した雄二の元にそのジミーの嫁が来訪。
ジミーの嫁、ゾーイ・グラハムは雄二に銃を突きつけて過去の罪を糾弾します。雄二はゾーイの父親のカタキでした。
雄二がオスロの元で暗殺稼業をしていた時の標的の一人がジャーナリストとしてオスロを非難する記事を書いたポーール・グラハム。以前の雄二の過去回想で車の事故に見せかけて殺された人ですね。車内の写真の少女こそ今目の前にいるゾーイであるということでキッチリ伏線を回収してきました。
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ただ、ここで感情に任せて雄二を殺すと爆弾で一緒に死んじゃうので、雄二の「オスロ倒したら帰って来る」という申し出を受け入れて銃を収めるゾーイさん、大人の対応。
でもこの時点でゾーイさん何歳なんすかね。車にあった写真が必ずしも当時の彼女の年齢と同じとは限りませんが、仮にそうだとすると雄二と大差ないように思います。そうすると今17歳くらいになっちゃう。そんな年齢でCIAの潜入捜査官とかありえないですよねぇ。結婚もしてるわけだし最低でも20代なかばっぽい。やはり写真はもっと幼いころのものだと考えるのが妥当なんでしょうね。

さて甲板では一姫が千鶴にこの潜水艦こそが新美浜学園であると無茶な発表。取り乱す千鶴をよそに万能メイドによる名入れも完成間近という周到さ。さすがはタナトスさん&幸。
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この二人って結構いいコンビな気がしますね。だれも歯止めをかけられなさそうだから絶対に組ませたらアカンと思うけど。

そんなドタバタもありつつ、ついに雄二と一姫の再会。
これからどうするのかと問う雄二に、南の島に逃げ込むという一姫。なんでもその島はかつて日下部麻子が貯金を叩いて書い、死後雄二の名義になっているのだと。アニメでは触れられてないですけど、原作だとJBが車買うって言ったタイミングで「もう買った」って言ってましたね。その時は何を買ったかまでは語られてないですが島を買ってたとは麻子らしい豪快さですね。
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一姫は雄二にこのまま手を切断して逃げるか、オスロと決着をつけるか選択肢を示しますが雄二の答えは決まってますよね。
問題はオスロの居場所ですがそれも一姫にかかればすぐに分かるわけで。
「おねえちゃんお願い、は?」
「姉ちゃん、お願い」
「姉ちゃんじゃなくてお姉ちゃん。『お』は大切よ」
「お姉ちゃん、お願いします」
「お願いでいいのよ。お願いしますだと他人行儀になるじゃない。どうしてもっと上手に甘えられないのかしら、この子は。まったく」

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注文の多い一姫さんに雄二くんブチ切れ。物陰に引っ張りこんでの説得フェイズに移行します。
その間、わずか5分(原作準拠)
「いい、雄二。お姉ちゃん以外の女の人にあんなこと、しちゃだめなのよ」
「あ、ああ」
(あんなことってどれのことだろう…)
雄二が異常に女の扱いに上手くなっちゃったのが一姫のほぼ唯一の誤算でしょうねぇ…。

今度はミリーと雄二の再会。嬉しそうに駆け寄るミリーですが、待っていたのはカウンターでの顔面グーパン。
パイロットにまでなったのに自分のために全てを捨てたミリーに逆に腹立ってきたと雄二くんの弁。なんとなく分かる気もします。
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女の子に手を上げた雄二を窘めようとした天音を逆に恫喝するミリーさん、マジ一途。というかもうバカでしょこの人。

オスロと決着を付けに行くという雄二を見送ることになるヒロインズですが、ここでみちるの中の人からキッスのプレゼント。
ここにきて結構入れ替わってますが、だったらみちる編以降でもちょいちょい入れ替わりシーンを入れておいたほうが自然だったと思うんですよね。迷宮・楽園に入ってからも心臓ちゃんの登場シーンは削られてますし。
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オスロのところへ行くという雄二をJBは引き止めます。曰く、麻子でもオスロには勝てなかったと。麻子の死の原因となった古傷をつけたのはオスロだったということなのですが、これJB本気で止める気無いですよねぇ。こんなこと聞かされたら雄二が思いとどまるわけないですやん?
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雄二がオスロのいるタルタロス島へ向かうと、残された女子たちはさらに行動を起こします。本家タナトスシステムがオスロに乗っ取られてもいいように、完全に止めてしまおうということでみちるを海底にしずめてタナトスシステムに電力を供給しているケーブルを破壊することにしますが、これまるっきりテロですね。まぁタナトス本人主導だし、別にいいか。
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それからオスロの仕掛けた爆弾の位置特定をする由美子さん。マジ有能。
爆弾撤去の指揮をとるためにJBが、送迎するミリーに出ている逮捕状を保留させるためにゾーイも艦を離れることになりますが、この旦那を死なせたくないというゾーイさんかわいいなぁ。ちゃんとジミーのこと好きなんですよね、この人。原作によればコスプレエッチもしているらしいし。こういう寝ぼけ眼キャラは結構好きなんです。

ヘリの中で雄二は満天の星空を見ますが、実はこの前後の空の描写は曇っていて星は見えないんですよね。
星を見たのはあくまでも雄二の主観であり、今際の麻子と同じ症状なんですね。アニメ版ではスターダストシンドロームの説明とかがカットされてるのでイマイチ伝わりにくいですね。麻子も雄二もスナイパー特有のブースタードラッグ常用によって異常をきたしているんです。特に雄二はそれ以前からオスロの実験でクスリ漬けでしたしさらに深刻。
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ともあれ、最後の決着を付けるため、タルタロスに上陸を果たした雄二。最終決戦の時は近いです。
「俺も帰って来たぞ。ヒース・オスロ」
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あと一話らしいですけど、原作で評判の悪いとこを一話に詰め込んでしまうのは好判断なんでしょうね。一話分の尺であれやこれや詰め込むのもキツイでしょうし、楽園にちょろっと触れるとすると評判の悪いあのアレが出る幕は無さそう。
とは言っても雄二無双からの対テュポーン、さらにオスロとの対決もあるわけで、結構キツキツになりそうな予感。
ここまで長きにわたって展開してきたグリザイアシリーズが、感動のフィナーレを迎えるか、それとも原作通り最後でケチをつけるのか、刮目して待ちたいと思います。

Tag:グリザイアの楽園

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