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グリザイアの果実 第6話 感想

 11, 2014 01:54
「レーゾン・デートル」

うん。結構嫌いじゃないですよ。
アニメ版では全員救済ルートをとる(らしい)以上、由美子と幸、マキナのお話はある程度の改変が避けて通れません。後に続かなくなっちゃいますから。
その前提を受け入れて見れば、これはなるほど良改変だったのではないかと。相変わらず尺が足りてない感満載ですけど。

アバンではユミーンさんが過去に起こした事件の回想。カッターチキチキザクーの血ィドバーです。実際手って切ってみると意外と血出ますよね。小学校の時に鎌で手のひらを切った友人がいましたが軽く血の海でした。

OP明け、由美子の父親である東浜電鉄グループの長・榊道昭氏とモッサリ金髪JBの密談。そしてなにやら古臭い作戦が実行に移されることに。
場面変わって由美子のケツにくっついて回る雄二。JBからの命令で由美子の護衛に付いているのです。その上で守りながら叩きのめされろと。安いお芝居です。
というか怖い目に会えば自分とこに戻ってくるだろうと思うお父ちゃんの思考回路が意味不明です。

そして榊父の部下と雨中のバトル。雄二君は独断でブック破りを決行、圧勝します。
橋の下で雨宿りしつつ由美子の過去回想。
妾の子でさらに跡継ぎとして望んだ男子でなかったために周囲から疎まれる母と由美子。心を壊す母親。献身的に介護する由美子。そんな由美子に母親から投げかけられた言葉。
「あなたが男の子だったら良かったのにね」それを言ったらイカンでしょ。
ショックを受けた由美子は断髪。さらに母親の自殺、異母弟の病死で好奇の視線は増し、級友を切りつける冒頭の傷害事件へと発展します。
美浜の5人の中では軽い方ですがそれでも結構ヘヴィな過去ですね。
美浜学園はそんな由美子を持て余した榊父が作ったものであるとの事情も語られました。
自分には血筋以外の価値など何一つ無いと思い悩む由美子を雄二くんは「俺には関係のない話だ」と突き放す。

思い通りにならず業を煮やした榊父は雄二の退学か由美子の海外留学の二択を迫ります。
迎えに来た榊父軍団とのにらみ合いの中、おもむろに銃を取りだし発砲する由美子。
「買ったのよ。ネットで」
多分雄二が用意したんでしょうけどね。そしてみちるw
由美子は一人寮に立てこもり籠城戦が始まります。

なにやら言い争いますが急展開すぎてお互いの主張が全く頭に入ってきません。ようはコミュニケーション不足な頑固者父娘のすれ違いなんですけど。
榊父は肩に被弾し、由美子弾切れ。JBは突入命令を下すものの、切り札として由美子が持ちだしたのは手榴弾。どこの修羅の国ですかw
ここで挿入歌として原作由美子ルートEDテーマ「ホログラフ」が流れたのは嬉しいけど微妙に場面に合わないなぁ。
「私は最初からいなかった。そう思って。…ごめんね、お父さん」
そう言い残して由美子自爆。おぉう…ここまではっちゃけると逆に笑えてきます。
現場には爆死死体。取り乱す榊父。うーん。娘が死んだくらいでこんなんなるオッサンじゃないと思うんですが、話をシンプルにするにはこれでいいんでしょうね。

由美子の墓前で雄二と榊父の対話。由美子の遺言で美浜学園を存続させるとのこと。そしてなにやら反省の弁を述べて去る榊父。
その会話を実は生きていた由美子が聞いていて涙。ですよねー。

それからJBとともに種明かし&事後処理の時間。
由美子が父親に撃ったのは空砲。父親に当たったのは由美子の発砲に合わせた雄二の狙撃。爆死は偽装。死体は別人(でも本物の死体)。ただ、見てるかぎり、別の死体と入れ替わる余裕は無いように思うんですが、どうでしょう。終始足元を見せないアングルで描いていれば始めからそこにあったと納得できるんですが足元映ってるカットもありましたし…。まぁ細けぇことはいいんだよ!ということでしょうか。多分雄二が何とかしたんでしょう。
その後由美子はJBから新しい戸籍を受け取り、状況終了。めでたい…のか?
6話
はい、デレましたー。なんだよチクショウ。ジュビコのくせに可愛いじゃんか。

後半はほぼ完全なアニメオリジナルに改変が行われた由美子回でしたが、前述したように後につなげ、さらに1話で収めることを考えればまずまずだったのではないでしょうか。
残念ながら原作由美子ルートは不人気ですし、1年にわたる逃亡生活などもあってアニメでやるには不向きだったわけで、後に天音回に力を注ぐための雌伏の時だと思えばここまで大胆に変えたのはむしろ英断というか当然だったのかも。
尺の都合でテンポが速すぎてギャグにしか見えないのがアレですが、原作でも冷凍チキンとかギャグですし、まぁ見れない出来じゃないのが救い。一応原作由美子ルート担当の木緒なちさんも監修で入っているようなのでそれなりの物になっているのかな。
ただ今回は作画の怪しいところがチラホラ見られたので今後に不安を残したのが最大の問題です。今まで大きな作画崩れもなかったのに。力尽きてきたのかしら?

そういえば、死んだと思ったら生きててみんなが再会を喜ぶネタはみちる回で描けなかったシチュですし、爆破ネタは幸と被ります。さすがに幸ルートでの爆破はアニメに取り入れると全てが破綻しますから改変されるでしょうし、ここで入れとけということでしょうか。
由美子が榊家と切れたということは、みんなのお財布としての役割も出来なくなったということで、後にサッちんをして「金と情報ぐらいしか役に立たない」と言わしめた由美子が決定的な役立たずになったってコトですかね?
まぁ元手があればすぐに株やら先物やらFXやらでお金稼いじゃうんでしょうけど。それとも個人資産はどこかに移動済みなんでしょうか。

今回は由美子回であると同時に、雄二とその背後を軽く見せる回としての機能を持たせていましたね。
原作だと雄二はボチボチ活躍を見せるものの雄二の「会社」についてはあんまり出てこないですから。ここでその力の一端(死体の調達、まっさらな戸籍の手配)を見せるのは良かったと思います。

次回は「幸せの手紙」
サッちんの話なのですが、事前情報では幸も1話だけでいくらしいので不安も大きいです。どのような改変が加えられるのか、次回刮目して待て。

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Tag:グリザイアの果実

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