私情主義

あらすじ読んだ時は、「入る学校間違えるとか、どこの微笑三太郎だよ！」って思いましたけど、実際やってみたら半ば拉致られた感じだし、これならまぁいいか…（よくない）。

というわけで女装潜入モノです。市場に数多ある（という状況もどうかと思う）同ジャンル作品とは違い、主人公が女装で女の子と懇ろになるのではなく男にヤられまくるお話。…と、ここまで書いて気が付きました。これ、別に「潜入」してなくね？　普通に男子が男子校に通ってるだけだし、あぁ、これは全然問題ないですね！
あと、公式の惹句では遥樹くんがハーレム学園生活狙いで潜入を目論んだっぽく受け取れますが、よく読めばわかるように女子校に学びたい教育者がいるからという三井寿的動機なんですよね。これでもいいんですけど、ハーレム狙いで女子食いまくりだぜ！からのヤられまくりでも面白かったんじゃないかな。

ともあれ、主人公の遥樹くん、かなり見た目がストライクなんです。
普通のヒロインだったとしてもお気に入りになったでしょうし、男の娘となればなおさらです。銀髪ｲｲﾖｲｲﾖｰ。
CVもかなりマッチしていていいと思います。
でも作品には直接関係ない部分ですがシステムボイスのイントネーションに違和感ありました。「セーブ（ロード）『した』よ」の「した」の部分。うーん。日本語の不自由な私ですのでこっちが正しいと言われれば返す言葉も無いんですが…。

遥樹くんが半ば強制的に通うことになった男子校ですがここは教師も生徒もヘンタイ揃いで中々に濃い。そりゃそんな中にこんな可愛い男の娘が放り込まれたらヤられますわ。
エッチシーンは基本的に輪姦ばかりです。多人数で寄ってたかって遥樹くんを慰み者にします。
本来、輪姦はあまり好みじゃないんですが、遥樹くんが結構マッハで堕ちるのでアリです。穴役が嫌がってたら輪姦、ヨガってたら乱交という個人的線引きの賜物。
輪姦だけでなく番格のマサオ君ルートもあり、こっちは徐々に恋愛よりになっていきます。個人的にはこっちの方が好みですね。マサオ君の精液便所宣言する遥樹くんがとても可愛い。もっとラブラブな2人を見たかったです。
基本輪姦の教師ルートも作品テーマに沿った形で絵面も派手なんですけどね。


シーンはシチュエーションなどは悪くないものの尺がいまいちといったところでしょうか。ロープライスなので仕方が無いですが。使い回しや差分不足もあり、もう一声！といった感じです。非常に惜しいんですけども。

システム面でいうと、バッドエンド多すぎですね。
いや、男子校から救い出されるわけなので厳密にバッドかというとちょっとアレですが。
それはともかく、ちょっと間違うとすぐゲームオーバー。こんなに頻繁にバッド直行の選択肢、要らないでしょ。ロープライスの抜きゲーで。
もっとお手軽な造りにすべきだったと思います。正直ウザい。バッド直行は最初の一回くらいだけであとは教師・マサオ分岐の選択肢だけで良かったでしょう。あるいは後半では助けだされるチャンスで自ら肉便器を選択するとか。

チンポコキとか衆人環視アナニーとか男の娘のツボも抑えてるし、短いながらもいろいろ見どころのある作品だったと思います。わりと嫌いじゃない。
もともとコンセプトには惹かれてました。でも、以前ロープライス祭りやった時にがっかりしたメーカーだったのでちょっとテンション下がったんですが、短いこととバッド多すぎな部分以外は、テーマにブレもないしやることはちゃんとやってるし男の娘陵辱ものとして悪くないです。