私情主義

この巻は良かった。
一本目はカーシャが要人暗殺を目論むテロリストをカウンタースナイプする「遠距離狙撃2000」
終始これでもかとカーシャ推しのカッコイイ回。ひたすらカーシャ役の太田莉菜さんを美しくかっこ良く撮ることに注力してる感じ。まるで太田莉菜さんのPVです。ビュリホー。
銃剣アクション回も良かったんですが今回は更に良いですね。ドラグノフ撃ちまくって師匠にあたるテロリストと対峙するという、今までで最もシリアスな物語が展開されます。
公安役のゲストの高島礼子さんもかっこよく、カーシャとの美女対決も大きな見どころ。
先回の感想記事でも辻本監督が良いと書きましたが今回改めてそう思いました。わざわざブシドーマンもレンタルしてきて観ましたよ。
ゼロインや測量など狙撃手の描写も細かく描かれていて、私としてはとてもタイムリーでココらへんも興味深く見ました。
というのも今アニメ放映しているグリザイアの果実の主人公風見雄二くんは世界有数のスナイパーであるという設定でちょっと狙撃に興味湧いていたからです。積極的に調べるつもりは無かったですが。

二本目は「クロコダイル・ダンジョン」
アニメ版の「地下迷宮物件」「ダンジョンふたたび」の続編。
本当にアニメそのまんま。細部にいたるまで忠実な実写化です。田口監督のパトレイバー愛溢れすぎ。
埋立地地下に眠る秘宝をめぐるドタバタ劇でアニメでも人気のエピソードですが、今改めてやる意味は多分無いんだろうなぁ。台詞もほぼ改変なくやってるので一種の天丼ギャグでしょうか。只山の部屋の再現度もすごくて、見覚えある小物がいっぱいでつくづく凝ってるなぁと。「後藤」って書いてある酒瓶で爆笑しました。アニメと見比べるのも楽しそうなので今度観てみます。
見どころはメンバーのキャラ崩壊。欲にかられてマカロニウエスタンばりに銃を向け合っての三すくみ。前の話であれだけカッコ良かったカーシャも新車のドゥカティに目が眩んで欲丸出しになってるのが面白い。話が逆だったら全部台無しですね。
そしてまた爆発オチ。二課棟カワイソス。

今巻は個人的には二話とも当たりでした。どっちも細部にこだわった作りで大満足。

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