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グリザイアの楽園 第1話 感想

 21, 2015 09:48
カプリスの繭Ⅰ
ししょー

「楽園」のタイトルを冠してはいますが、引き続き原作「迷宮」カプリスの繭編の内容となります。

まずは雄二の資料を盗み見て衝撃を受ける美浜の一同。
ここまで見たわたわた
このシーンについては一言申し上げたい。原作でもこの美浜パートはあるのですが、このアニメ版では何回分かのシーンをまとめているため整合性がおかしくなっています。
みちるの「この後は師匠に引き取られて~」のセリフは本来両親が死んだあたりで入るべきセリフ。原作ではその後にオスロに引き取られるので由美子の「いいえ、残念だけど…」に説得力があるのですが、アニメ版ではこの後普通に師匠麻子に引き取られるので由美子の言葉に重みが無くなっています。マキナがどれだけ不幸になれば気が済むのかと言っていますが、この後の雄二の不幸なんてジョン、麻子との別れ位でこれまでの悲惨な過去に比べればうんとマシですから。
尺的に厳しいのでしょうけど、原作通り両親の死の直後に一回美浜パートを挟むべきでした。尺が無いなら極端な話、一姫とのお風呂シーンを短くしてでもお話を成立させることを選ぶべきだったと思います。

前回オスロの屋敷に突入した日下部麻子の部隊によって保護された風見雄二。
薬の後遺症と精神的ショックから非常に危うい状態となっていましたが保護した当人である麻子が引き取ることを勝手に決定します。その巻き添えを食らって日本へ飛ばされたJBはお気の毒としか言い様がない。
麻子とJB神
アニメでは大分カットされていますが、原作ではこの辺で麻子とJBの幼少時代からの因縁が語られています。この部分も面白いので興味ある方は是非原作をどうぞ。
麻子の山小屋へ移動して、まずは薄汚れた雄二を風呂に入れると言い出す麻子。服を脱がせると雄二の体中に刻まれた生々しく夥しい傷跡にJBは息を呑みます。原作では絵が無かったですが、これを視覚で表現されるときっついものがありますね。雄二のこれまでの苦難が如実に表れていて見るに耐えない。
傷跡キズアト
とらうま1とらうま2

このころの雄二は前回JBも言っていたように、一番ひどい状態でした。食事も満足に摂れない、トラウマからハエ一匹殺しただけで嘔吐するなど、まともな生活が出来る状況ではありません。当初ノープランな麻子ですが、雄二の神として親がわりとして、それなりに覚悟を決めたようです。
父親みたいな麻子、母親みたいなJBとでバランスとれていますね。
麻子作のデタラメなおじやをムリヤリ食わされそうな雄二、助けを求められキュンとなるチョロいJB、この関係性いいなぁ。
雄二にとって家庭って必ずしも居心地のいい場所じゃなかった筈なので、ここは雄二の実質初めて家族となり得る場所かもしれません。
生かすために殺すチョロJB
鹿のだんらん

雄二の情操教育のため、麻子はワンコの導入を決行。これはきゃわわ。
雌にも関わらず雄二はこの仔犬にジョンと名付けます。バディとして苦楽を共にするパートナーの誕生であります。
ボーダーコリー可愛いなぁ。
ジョン雄二とジョン
思いつきで突発的に始まったアニマルセラピーですが、これが効果をあげ、雄二は笑顔も見せるようになります。良かったなぁ。
ただ、もうジョンが出てきたということは動物園のシーンはカットということで、そこは非常に残念。果実で動物園に行ったときの写真が出てきたのでそのシーンもやるかと思ってましたが…。無気力な雄二の受け答え、イラついてライオンを威嚇する麻子など面白いシーンでしたのでやって欲しかったです(ビジネス・ガオー)

麻子はここで仕事の第一線から退く決断をします。しかし麻子は曲がりなりにも秘密組織の戦闘工作員。簡単に辞めたいから辞めるというわけにはいきません。それでも麻子が仕事を辞める理由は、今後も雄二を見守っていくためと、過去の負傷の後遺症で右目の視力が悪くなっているため。狙撃がメインアームである麻子にとって視力の衰えは仕事上死活問題。JBの根回しもあって麻子は退官とまでは行きませんが予備役扱いとなります。ちなみにこの期間アメリカでハンティングスクールの講師をやって、そこでの教え子が果実に登場した坂下父という裏話もあったり。あの戦いは兄弟弟子同士の戦いでもあったのです。
退職

麻子は雄二に様々なことを教えていきます。その中には、果実の第一話で雄二が語っていた「小学校では足の早いヤツがモテ、中学では喧嘩の強いヤツがモテ、高校生では頭の良いヤツがモテる」という、いわゆる走って殴って本を読めもあります。まがりなりにもオスロの元でテロリストとしての格闘訓練を積んだ雄二を一蹴する麻子強し。
走って殴って
なんでも使う本を読め
そして雄二の狙撃の才能を伸ばすよう指導したり、一緒に狩りに行ったりとオスロのところで培ったものを土台としながらも徐々に現在の雄二が出来上がっていきます。
射撃撃てない

そんな楽しくも充実した日々が続きますが、思い出したように不幸が雄二を追いかけてきます。
麻子の留守中、山小屋に本州だからツキノワグマのはずだけどヒグマにしか見えないツキノワグマが侵入してきてジョンを殺されてしまいます。雄二も必死に立ち向かいますが健闘及びませんでした。
クマー撃てなかった
それでいいジョンの墓

ジョンの墓前で、守られるだけの弱い自分ではなく麻子のように強くなりたいと心情を吐露する雄二。
その雄二に対し麻子は一人五衛を課します。国民5人を救うまでは死ぬことは許さないと。おや、5人といえば美浜の学生の人数と一緒ですね。すごいぐうぜーん(棒)
強くなりたい一人五衛
「自分のためには引鉄を引けなくても構わない。だが、他人のためなら迷わず引鉄を引ける男になれ」


というわけでカプリスの繭Ⅰ。ちょっと駆け足気味でしが先に触れた美浜パートの不満と動物園カット以外は概ね良く出来ていたんじゃないかと思います。まだまだ作画も安定していますし、なによりショタ雄二がかわいいし麻子が男前すぎてなぁ。麻子大好きや…。
それだけにもっとじっくりとココらへんはやって欲しかった思いが募ります。今回のラストシーンまでに2話使っても良かったんじゃなかなぁと。
今後はさらに師匠としての麻子が描かれるでしょうし、エロゲ的誕生日プレゼントやJBとの絡みなどもあったりしますがどの程度までアニメでやるのか興味あります。迷宮であんなお風呂シーンもありましたので、せっかくだから限界に挑んで欲しい今日このごろ。

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Tag:グリザイアの楽園

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