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モンスター娘のいる日常 まとめ感想

 25, 2015 08:30
20150924 (26)

もーんすたーもんすたーもんもんもんもんもーんすたー♪
終わってしまいました…◯刀乙

いやぁ、実に素晴らしいアニメ化でした。本当に終わるのが残念すぎます。
原作ファンとして、若干の不安を覚えつつも視聴を始めた今作ですが、こちらの期待を軽々と上回っていく出来栄えに感嘆しきりであります。

1話~最終話まで通して観た印象として、とにかくスタッフの熱意・熱量の凄まじさがハンパないということ。
何が何でもこの「モンむす」をヒットさせるぞ、成功させるぞ、ファンを喜ばせるぞ、新しい客層を開拓するぞという貪欲なパゥアー。グリザイアに続きスタッフの原作愛を垣間見た心持ちですよ。
原作に忠実な造りでかつ随所に原作を上回る演出を挟み込み、さらに徹頭徹尾丁寧に作りこむという、言うだけなら簡単だしよくよく考えれば当然のことなんですがそれをやってのけた制作陣は本当に賞賛に値すると思います。
ラストまでほとんど作画の乱れもなく描かれたモンむすワールド。
それぞれのキャラがぬるぬる動きまくる動画はほんとうに見ていて楽しかった。
キャラクターの一挙手一投足がこだわりの演出で動かされていて何度も唸らされました。ミーアの這いずり方、パピの飛翔、セレアの疾駆(乳揺れ)、スーの不定形感、メロの優美さ、ラクネラのカサカサ動く感じ、どれも一手間加えた表現がされているんですよね。
このアニメでスタッフが一番力を入れてたんじゃないかと思うのがスーです。個人的にスー株爆上げです。一位ラク姉は不動ですが。
例えば背を向けたスーがこちらに向き直る動作。普通に振り返るんじゃなく、一旦形状を崩してこちら側を前面に再構成し直すという描写。凝っているし、スーのこの世のものならざる感じがよく出ていたと思います。
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あるいは巨大化したスーとキーの対決でゴジラのパロディを入れてみる遊び心、またドラコさんに毒霧を発射する一連の動きの迫力など、本当にスタッフの拘りを感じました。
画面の隅でちょいちょい可愛い仕草をしているのもポイント高い。アニメのスーは最強ですよ。
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それ以外にも、最終話に至ってなおアレだけ遊びを入れられるこの制作陣は並大抵では無いです。
原作にもある死亡フラグネタは勿論のこと、だぁりん君中二病時代を原作よりも克明にやったり、セレアが人参を食した際のリアクションがまんまミスター味っ子だったり、だぁりん君の持っているキャベツが例のキャベツだったり、遊びすぎ。キャベツなんか、最初は普通のキャベツだったのにわざわざただの緑の玉に差し替えたっていうんですからアホですよねぇw
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本編のクオリティに加え、ほぼ毎日ニコ動で短編動画を配信するなど異常とも思える力の入れ具合。

作品の完成度にさらに拍車を掛けたのが演じる声優さんの熱演でしょう。
私は表の声優さんにはほんとに疎いので事前にはミーア役の雨宮天さんと、墨須役の小林ゆうさんくらいしか存じあげなかったのですがキャスト全員がとんでもないハマりっぷりでもうびっくりですよ。
ミーア役の雨宮さん。アカメが斬る!のアカメ役でしか知らなかったのでアカメがミーアかぁ、と第一報に接したときはちょっと不安だったんですが全くの杞憂でした。
あの壊れ芸はアカメからは想像もできなかったです。世間の評判を見てみるとああいう演技の雨宮さんはあんまり無いみたいで新境地開拓っぽいですね。
第一話が終わる前にはすでに、ミーアには雨宮さん以外あり得ないと思うほどでした。
キャラとしてはメインだけどやや個性が普通過ぎて他のメンツに追いやられ終盤に行くほど地味になったのがちょっと気の毒でしたね。
キャストで最もその演技に驚かされたのがスー役の野村真悠華さん。多分に漏れずこの方も全く存じあげなかったのですがその演技力には唸らされること度々でした。
純粋無垢な久留須家のマスコット的立ち位置のスーですがピュアゆえにある種の危険性をはらんでいます。その危うさ、徐々に言語や思考を獲得していく過程、時折見せる本能、毒々バージョンでの毒舌など演技の幅ではおそらく作中随一でしょう。
特にだぁりん君看病回においての七変化の凄まじさ。セレア、メロ、ミーア、パピに似た声色での演技には驚嘆しましたよ。
中の人の実力が伴っていればこそ、前述のようにスタッフはスー周りに力を入れることが出来たのでしょうね。

第一話感想の際にも触れましたが、モンスター娘のいる日常はお話自体は本当に他愛のない、ありがちなハーレムコメディです。ただ、キャラクター性によって既存のハーレム作品群との差別化がキッチリ出来ており、凡作の多い作品ジャンルながら決して埋もれることのない傑作アニメであったと確信しています。
12話に至るまでシリアス展開など殆ど無くラクーな気持ちでキャラに耽溺できるという意味において非常に良く出来ていたと思います。不満点なんて、ポルトさんの話がカットされたのと、スネーク時のミーアとラク姉さんの会話カットくらいのものです。
冒頭述べたように終わってしまうのが残念至極。

以前の記事で書いたようにぜひとも2期目を希望したい作品です。原作のストックはもう1クールできる程度にはありますので何卒続きを…!
この件ですが、これまでは妄想レベルでしたが最終話を観た現在、私は間違いなく2期はあると思っています。
最後に食費エピソードを持ってきたのが2期への伏線だと睨んでいます。
食費の心配がなくなる→沢山食べる→肥える→痩せなきゃ(使命感)
あーら不思議、極自然にカットされたスポーツジム回に繋げられるじゃありませんか!ポルトさんが出られるよ!(出てたけど)
そして12話のBパート商店街シーンで出てきたコレ。
mon12.jpg
これはもう2期に期待せざるを得ないじゃないですか。
2期やってくんなきゃ泣いちゃうぞ。

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