2ntブログ

スポンサーサイト

 --, -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

僕と恋するポンコツアクマ。 感想

 30, 2015 21:07
スミレ『僕と恋するポンコツアクマ。』応援中!

萌えコメディの新鋭SMILEさんの第三作。
前2作も結構好きですが、今作は私の期待を上回ってきてくれました。
原画こそ変更があったものの作品の雰囲気などは前作までをちゃんと踏襲しており、AiRIさんのアップテンポなOPも相まってSMILEの正統進化という感じで好印象です。ポンコツロケンローまじ最強。
凝ったアイキャッチも今後継続していって欲しい部分です。

そしてなによりも、くっそえろい。(小並感)
萌え・イチャ系としてはかなりのエロさ。
萌えと抜きがかなり高いレベルで融合していたと感じました。
アブノーマルな行為はほとんど無いものの(無くはない)、ねっとり激しい和姦エロを惜しげも無く繰り出してくるのはエロゲーとしてはとても好ましい姿勢だと思います。
20150930 (15)20150930 (12)
20150930 (5)20150930 (3)
可愛くて魅力的なヒロインズがみな一様にエッチに興味津々だというのも良いですね。主人公と二人でエロくて気持ちいいことしよう!という意気込みに溢れてるのは良いことだと思います。
可愛い絵柄に濃厚エロの取り合わせは最強ですな。ハードなだけじゃなくちゃんとラヴラヴしてるのも和姦派としては嬉しいところ。
連射完備だしザーメンリセットも無いし事後の添い寝・ピロートークも多いしエロについてはほんと痒いところに手が届く感じでしょうか。
萌えだからといってえっちに手を抜かない姿勢はほんと素晴らしいですね。
新しい絵柄もエロエロに拍車を掛けてます。乳のたゆん感とかアニメーションも相まって最高です。アニメはもっとなめらかに動いてたら良いんですけどややぎこちないかな。(エロゲのエロにアニメーションはあんまり要らない派です。)
イチャラブの末の嬉ションやレイプ目もたっぷりあって破壊力もマシマシ。尿系の充実、だいしゅきホールド多数、足コキ手コキなど私の好みにかなり合致しておりエロはかなりの高評価です。
20150930 (7)20150930 (6)

シナリオ面ではほんとうに何も無いです。ですがそれはマイナスではなく評価されるべき美点。
物語の設定やキャラの背景から容易に想像されるようなシリアス要素をことごとくスルーする見上げた心がけ。
イチャラブゲーのシナリオとはかくあるべし。
個別ルートにおいて、種族間の文化の違いとか、優の実家との仲とか、雅妃先輩の将来とかいくらでもシリアスに持っていける材料があるのにあえてそれをせずにひたすらイチャイチャに全てを注ぎ込む姿勢は賞賛に値します。咲莉だけはちょびっと過去引きずっちゃいましたけど大したことないしすぐ解決するのでなんの痛痒も感じないレベルでした。
あまりに何もなさ過ぎて「え、これで終わり!?」と思わなくもないですが、オマケの後日談もあるので不満はあまり無いです。
イチャラブとしては、エロも含めて本当に良く出来ていたと思います。
20150930 (1)20150930 (11)

一方イチャとエロにステ全振りの代償としてやや不満が残ったのがコメディ分。過去のSMILEさんの作品と比較して明らかにギャグ・コメディ・日常の掛け合いはパワーダウンしていると思います。
ラブレッシヴの鳥、夏恋ハイプレッシャーのパグにあたる人外コメディリリーフを3匹に増やしたりと頑張ってはいたのですが増えた分ボケが散漫になっていた印象。
また、男性サブキャラも皆無なので主人公と対等に渡り合える存在がいないのもネックかな。
その分女性陣に下ネタが多いですが男が言う下ネタとはやはり受け取り方が異なるので、クラスメイトの親友悪友ポジションくらいはいたほうが良かったと思うのですよ。
20150930 (2)20150930 (13)
20150930 (10)20150930 (4)
また、せっかくヒロインをポンコツ寮に集めて隔離している設定なのに個別に入った途端他のヒロインがほとんど登場しなくなるのもやはり作品のパワー不足を感じさせる要因でしょうね。ルートヒロインとのイチャラブに特化している煽りを受けてルート外のヒロインがまさに空気。もちっと絡んできた方が良かったです。咲莉や梨々愛とかは絶対もっとジタバタあがくでしょ。そういう描写も余り無いし、ドタバタコメディ感は失わないで欲しかった。
ヒロイン隔離のため付き合った後の周囲の反応もあまり描かれてないのは少し残念かな。何度か述べているようにモブの嫉妬羨望もイチャラブの大事な要素だと思っていますので。まぁそもそも他ヒロインの反応すら結構薄いんですけど。ここまで空気にしなくても…とは思いました。

テキストは終始読みやすかったんですが、閑話休題の使い方使い所だけちょっと気になりました。「それはさておき」って別に話題変わってないし、多用される割に意味は無いみたいで、ただ言いたいだけちゃうんかと思うこと多数。ま、些細な点です。

今年はゆきこいめると、ピュア×コネクトと良質の萌えイチャラブゲーが出ていますが、それらと比較してもイチャイチャについては遜色ない出来栄えだと思います。またエロについても印象値はかなり高い。
ただ、前述したようにギャグ・コメディ・掛け合いの面で2作品には遅れを取った感じでしょうか。私はギャグゲー好きなのでなおそう思います。そこを重視せずにイチャエロさえ良ければという人なら大満足できるんじゃないでしょうか。私も物足りない部分があるとはいえかなり良い作品だと思います。
次回作もこの路線を引き継ぎつつ、掛け合いの強化をお願いしたいですね。
SMILEさんはかなり期待のブランドですので求めるハードルも高くなりがちですが、きっとこちらの期待に答えてくれると信じています。

WHAT'S NEW?