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ハロー・レディ!New Division 感想

 29, 2014 18:37
新たな舞台を君に―

ひしあたん ああひしあたん ひしあたん
かっしょくめいどは すばらしいよね

ひしあたん
ああひしあたん
ひしあたん。

今年3月に発売された暁Works「ハロー・レディ!」のファンディスク。ビジュアルファンブックとセット版を購入。本が不要という方はDL版をどうぞ。
元の作品自体はもちろん好きなんですが、中盤までは良かったものの、主にラスボス周りの処理に結構不満があって手放しでは褒められない感じだったんです。そこさえ良ければオールタイムベスト級になったはず。
それでもこちらを購入した理由の8割は、主人公成田真理に仕える褐色メイド「菱吾森」ルートのため。
本作は本編ではルートの無かった菱吾森、兜山美鳥のルートが遊べる小編。

まず美鳥ルートをプレイ。美鳥には悪いですが、本命の菱吾の前に場を温めてもらいましょう。
美鳥は本編では序盤で退場してしまうのですが、今作ではその裏側にあった事情が詳らかになります。
ナルホドネ。巷では姿を消したあたりで実はラスボスなんじゃね説も囁かれたりした美鳥ですが(実際はそれ以降登場せず多くのユーザーを落胆させた)これはそんな妄想を具現化した感じ。
「ハロー」に心身が侵食されるオンスロート化で文字通りの怪物となった美鳥を始末しようとするスクールと助けようと奔走する真理の攻防。なかなかに熱い内容です。
逃亡中の美鳥と真理の交流も微笑ましく面白い。デレた美鳥かわいいなぁ。
オンスロート化した美鳥はかなりチートですがそれを上回る真理の能力でなんとか抑えこむ。
安易なハッピーエンドにしなかったのも良かったと思います。希望が無いわけじゃないですしね。

続いて待望の菱吾ルートですが、なんといってもこの話の主力は真理と菱吾の掛け合い漫才でしょう。
息ピッタリのボケとツッコミの応酬が楽しい。
希代のおっぱい星人真理が菱吾の豊満に顔を埋めながらしゃべるシーンは抱腹絶倒。主人公の真理もフルボイスなのでそれっぽくくぐもった声が当てられており、尋常ではない破壊力。
菱吾のマジなのかふざけてるのかよくわからないモノローグもまた妙な味を醸し出しています。独白にボイスが付くところとそうでないところの違いはなんなのか、ちょっと気になりましたけど。(どくはくを変換したら最初は毒吐になった件)
徐々に菱吾を意識しだしてデレる真理も新鮮で大変よろしい。惜しむらくは真理が買ってあげた服着た絵が欲しかったです。そこに限らず、全体的にCG少ないです。値段が値段なので仕方ないですけど。
菱吾とエルの絡みも良かったです。もともとエルのサブカル論には傾聴する価値があったのですがそれは今作も健在。菱吾に布教しつつも影響を受けて進化し続ける様子も楽しい。お友達になっていく二人の交流が微笑ましい。
真理と菱吾の出会いからこれまでの話も興味深く読めました。つーか真理は初対面から菱吾の胸に顔突っ込むとかブレ無さ過ぎw
コメディ分以外でもしっかりしていて、真理と菱吾の信頼関係と絆がよく描かれていますし、黒船と正面から戦って本懐を遂げることもあって読後感もまずまず。
というかちゃーんと当初の計画に近い形で復讐を終えるのってこの話くらいじゃないですか?(すでに本編の記憶も曖昧)

ボリュームは値段相応でエロも1シーンずつしかないですが、お話としては概ね満足できました。このチームの次回作も楽しみです。
ただ、どうしても言いたいことは、
このくらいなら最初っから本編に入れておけよということ。

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